フロリジナル 歌詞考察

私なりの フロリジナルの歌詞考察です。

暖かい目で読んでいただけると嬉しいです。

もしよかったらフロリジナルを聴きながら読んでみてください。

 

 

緑が深い森

 →自分にとっての神聖な場所、自分一人の世界

自分の部屋、家、心の中、誰にも邪魔されたくない場所

 

緑が深いこの森を抜け その先の町へ行こう

 →自分の世界を抜け、新しい世界へ行こう

 

怪我は結構してしまっているけど

ケガ→他の人や何らかの出来事によって負った心の傷。大小は関係なく誰しもが抱えていると思う

それでも、誰かに否定されようが、馬鹿にされようが、絶対に揺るがない、譲れないものはたくさんあるから引き返せやしない。

 

一人を好む人もいるし、一人になりたい時もある。でもやっぱり心細い。だから長続きはしない。ひとりがこわいのはみんな一緒。自分を殺してでも誰かと一緒にいてしまう。だからいつも目には見えない、けれど確実にどこかにある救いを探している。まるで犬などの動物が匂いを辿って探し物をするかのように、どっからか香る救いの共通項を探してみるの。

 

そんな苦しい中、辛い中必死に生きているのに、会ったこともない知りもしない。そんな誰かの為に明日が来るなら そいつが嫌い

 

それでも、いくら苦しくても辛くても我慢しなきゃいけないときはある。

まあ広い世界だし私のこの悩みはちっぽけだと信じてる、と自己暗示

 

「愛してる」なんかそんな うわべだけの言葉はもう要らないよ。今だけただ抱きしめていて欲しい。黙ってそうしてくれればそれでいいから。

 

私は嗅ぐ → 悟る

思い描くような完璧な思いはこの世に無いと分かっているけれど貴方の存在を感じていたい。貴方が香るほどそばに居たいと貴方を嗅ぐ

 

きっと誰しも大切な人に大切にされたい

私が貴方を大切に思っているんだから、 同じぐらい大切にしてほしい。

 

一緒にいたい時だけ一緒にいて、その時が終わったら 切り捨てられるそんな関係じゃなくて、楽しくても、嬉しくても、悲しくても、苦しくても、嫌いになりかけても、どんな時でも追い払わずに誰かに「ここに居ていいよ」って、そう言ってくれるような時間じゃない次元へ行きたい。

 

そんな理想ばかり追っていて、追われる側になれない僕らはきっと欲しがりすぎてる。

 

ずっと一人ぼっちでも、ずっと孤独でも、こんな私でも、いつの日か今までの全部 報われるといいんだけど、でも、頭ではわかってる寂しさの正体は自分の中にある、と。私から動いていかなければきっと何も変わらない。それは分かってる。でも今日もまた誰かが手を差し出してくれることを信じてる。

 

「愛してる?」なんてもう聞かないよ。貴方もいつか私の目の前から消えてしまうんでしょう?どうせ居なくなるなら最初から触れないで。

 

私は嗅ぐ → 思い出をたどる

ただ断片に、断片的に貴方との楽しかった思い出をそこだけ切り取って美しくしていたいから、その時の景色を、空を、気持ちを嗅ぐ。

そうすればきっとひとつ残らず感覚までも美しく残していられるから。

 

インターネットやSNSなどで今や何でも調べられる時代。でもそんなのつまらない。せっかくの好奇心がたった数秒で終わってしまうだなんて。

自分の目で見てみないと、自分の手で、足で、身体で冒険しないとワクワクが腐るから、見に、冒険しに、外へ出たい。

 

壮大な景色を想像してる今日 キラキラ、希望、ポジティブ

消えちゃいたい夜 悲しさ、絶望、ネガティブ

このふたつは相反するもの。

でも希望も、絶望も、ポジティブも、ネガティブもあるから今の私がいる。

どんな感情も私を変えるきっかけとなる。

壮大な景色を想像してる今日も消えちゃいたい夜も全てが私の導火線

 

「愛してる」ならもう聞かないよ。そんな無責任で薄っぺらい言葉なんてもう聞かない。聞かない代わりにこの先もずっと抱きしめていて欲しい。行動で示して欲しい。

 

私は誰にも囚われない。私は往く。誰かに言われたからとかじゃない。私がまた感じた方へ。貴方には私についてきて欲しかった。ただただ信じてそばに居て欲しかった。

 

そんな世界で「あぁ生きてる」なんてそう思えやしないよ。だから今だけ香りに包まって。大好きな香りに。お花でも、ぬいぐるみでも、柔軟剤でも、布団でも、香水でも。

大好きな香りは私をやさしく包んで、落ち着かせ、安心させてくれる。

 

私は知る。完璧に近いものはあるかもしれないけれど完全なる完璧な思いはこの世にないとわかった。

だからせめて自分を愛そう。

私を嗅ぐ → 私を愛する

 

独りじゃないと言い聞かせるように、私を嗅ぐ。

 

※私が考える「私を嗅ぐ」のイメージは、自分を抱きしめるように嗅いでいる感じ。私のヘッダーの大森さんがまさにそのイメージ